1999年10月17日

USB Wheel Mouse + VAIO N505SR

天気:晴れ
体重:88.8Kg

Windowsで使用していたMS IntelliMouseをLinuxで使用できるよう
にした。
VAIO N505SR
Vine Linux 1.1CR + Kernel 2.2.12
USB Mania
USB Tips
USBマウスを使う
LiNUS' BLANKETS
VineUsersML
を参照した。

WheelMouse用Patchをあてる

LiNUS' BLANKETS にある usbwheelmouse.patch をいただいてきて
patchをあてる。

kernel config

 # cd /usr/src
 # vi linux/arch/i386/config.in
 # source drivers/usb/Config.in---->source drivers/usb/Config.in
とusbに付けられたコメントをはずす。
その後
 # cd /usr/src/linux
 # make menuconfig
でUSB関連の設定を行う。
 # 
 # USB drivers - not for the faint of heart
 # 
 CONFIG_USB=m
 CONFIG_USB_UHCI=y
 # CONFIG_USB_OHCI is not set
 # CONFIG_USB_OHCI_HCD is not set
 CONFIG_USB_MOUSE=y
 # CONFIG_USB_KBD is not set
 # CONFIG_USB_AUDIO is not set
USBコントローラーにはUHCIとOHCIがあるそうだが、VAIO N505SRで
はUHCIで良いようだ。

Kernelをmake

もちろんmoduleも。

デバイスファイルを作る

 # mknod /dev/hidbp-mse-0 c 10 32
これが良く分からん。
「USBマウスを使う」によると「USBドライバを組み込むことによっ
て、メジャー番号10、マイナー番号32のキャラクタデバイスファイ
ルを作るとPS/2プロトコルのマウスとして使えるようになる。」と
いうことである。
ところが、WheelMouse用Patchをあてているので「PS/2プロトコ
ル」でなく「IntelliMouse PS/2」になっているのだ。良く分から
んからこのまま進める。
reboot

いろいろ設定

 # /sbin/modprobe usb-uhci
でエラーがでないことを確認。
良ければ/etc/rc.d/rc.localに書いておく。

Xで使用するためにはいろいろ設定がいる。
マウスとして認識させ、TouchPadと共存させるためにはgpm を使う
方法とXのXinput 機能を使う方法があるらしい。どちらの方法もX
が立ち上がる時、USBマウスが刺さっていないとXが立ち上がらない。
これでは、USBの意味がないので別の方法を使用する。

iMultiMouse

起動時にマウスが認識できなくても、 認識できた時点で、そのマ
ウスの入力を受け付けてくれる。USBマウスにもってこいだ。
LiNUS' BLANKETSにあるiMultiMouse-2.0.tar.gzをいただき
make、make installでO.K.
MultiMouseのWheel対応版ということでMultiMouseのDocumentもよ
く読む必要がある。00ORIGINAL-DOCS/README.jisだ。

make installすることで/dev/mumseが作られ、これを通じてコント
ロールする。
 # rm /dev/mouse
 # ln -s /dev/mumse /dev/mouse
としておけばわかりやすいだろう。

/etc/X11/XF86Config
参照
Section "Pointer"
    Protocol   "IMPS/2"     <---「IntelliMouse PS/2 プロトコール」
    Device     "/dev/mouse" <---実体は/dev/mumse
    Resolution      100
    Buttons         5
    ZaxisMapping    5 4     <--ホイールを回したときの動きが自分の感覚
                              と逆だったので、参考ページの設定から変更
EndSection
/etc/rc.d/rc.localに以下を追加
/usr/local/bin/imultimouse -imps2 /dev/hidbp-mse-0 -ps2 -emu /dev/psaux
reboot

アプリケーション側の設定。

参照

Netscape
emacs
kterm,xterm
tknamazu
の設定が載っている。
xemacsを含め、この設定でうまく動いている。

問題点

・reboot時、USBマウスがないとTouchPadに触れた瞬間、マウス・
カーソルが右上隅に張り付いてしまう。
一度USBマウスをさせば、普通に使えるのだが。
上、右方向にマウスを動かしっぱなしの状態になっているような。
・VMWare終了時、マウス・カーソルが消えてしまうことがある。
追記:1999年10月28日解決

/usr/local/bin/imultimouse -imps2 /dev/hidbp-mse-0 -ps2 -emu /dev/psaux
をもう一度入力することで復帰。
(と思っていたが、これでは復帰しない。無意識にWheelを回していたのだろう。)

・VMWare上でもWheelが使えたら良いのになぁ。

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